【茶道百字事典】久世切

芳香園
茶道に関する用語の説明を百文字程度にまとめて紹介しています。
 
【久世切】くぜぎれ

伝藤原伊経筆。

『万葉集』の仮名の歌を抄出した写本の切。

もとは巻物で料紙には丁子吹きを用いている。

筆跡はよく伸び、風韻に富む書風である。

伊経(*1)を筆者と伝えるが、書風と料紙の上から平安時代とおぼしく、書写は12世紀初頭であろう。


*1 これつね/いけい=?~安貞元年(1227)


 まぐまぐ!【ぶろぐ『茶道百字事典』】登録日令和2年7月3日
 
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