【茶道百字事典】薬袋紙

芳香園
茶道に関する用語の説明を百文字程度にまとめて紹介しています。
  
【薬袋紙】やくたいし

室町時代以降、薬袋に用いられた特殊の紙。

楮(*1)の樹皮の繊維と雁皮(*2)の繊維を等量に混ぜて作り、黄色の染色剤である黄蘗(*3)で染めるので、こげ茶色を呈している。

土佐国の産紙を高級品としたが、摂津国でも製する。

*1 こうぞ
*2 がんぴ
*3 きはだ = ミカン科のキハダの黄色い樹皮の煎汁

 まぐまぐ!【ぶろぐ『茶道百字事典』】登録日令和元年7月19日

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