【茶道百字事典】桶茶

芳香園
茶道に関する用語の説明を百文字程度にまとめて紹介しています。
  
【桶茶】おけちゃ

江戸末期から大正時代頃にかけての飲茶風俗。

直径・高さ20センチ位の桶に、番茶の煎じ汁に塩で味付けして、簡単な茶筅で攪拌し泡を点てて飲む。

日本各地に見られたようだが、特に山間の畦畔(*1)茶などで自家用の茶を作って飲むことのできる地方に多かった。

*1 けいはん = 水田に流入させた用水が外にもれないように、水田を囲んで作った盛土等の部分のこと。

 まぐまぐ!【ぶろぐ『茶道百字事典』】登録日令和元年12月20日

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